腸炎ビブリオ (Vibrio parahaemolyticus)とは

腸炎ビブリオ(Vibrio parahaemolyticus)は、このようなときに。

腸炎ビブリオに関する試験に関して、下記のようなご相談が寄せられています。

  • 海鮮加工食品の品質検査を検討している。腸炎ビブリオを検査したほうがいいでしょうか?
  • 腸炎ビブリオを混入させないため施設で予防衛生対策を練りたい。
  • 新製品の魚加工食品を考えている。工程を検討したい。

食品検査はセットがお得です。おすすめ食品検査セットプラン一覧でご確認下する。

ご相談はお電話(027-253-1515 平日8:30から17:30まで)やメール(24時間)で受け付けています。
実施がお決まりの場合には、検査の流れ検査依頼書のダウンロードをご確認ください。

腸炎ビブリオの検査

食品検査や施設のふきとり検査で対象になります。食品に混入した場合、食中毒に関与します。食品検査では、腸炎ビブリオとして定量的な検査を行います。成分規格では、下記のようになっています。

  • (1)切り身、むき身の生食用魚介類加工品、生食用かき、冷凍食品(生食用冷凍鮮魚介類)からの腸炎ビブリオの菌数を製品1gあたり最確数100以下であること
  • (2)煮かに(ゆでかに)、ゆでだこでは腸炎ビブリオ陰性であることが設定された。

腸炎ビブリオの分布など

 海水中や海泥中にいます。水温が15℃以上になると活発に活動します。このため、海水温度が高く、海水中に腸炎ビブリオが多い時期に獲れる魚介類の漁獲後や流通過程、調理中などの不適切な取扱いにより増殖し、食中毒の原因となります。
 

食品対象

  海鮮加工食品、刺身やすし類が代表的なものです。また、生の魚介類を調理した後、調理器具や手指などを介して二次汚染された食品でも食中毒が発生しています。

微生物検査単項目
>一般生菌数
大腸菌群E.coli(大腸菌)腸管出血性大腸菌O-157
サルモネラ黄色ブドウ球菌カビ・酵母セレウス
カンピロバクタークロストリジウム属菌数ウェルシュ菌腸炎ビブリオ
乳酸菌数リステリア好気性芽胞数総嫌気性菌
参考情報

食品安全委員会 腸炎ビブリオによる食中毒について(PDF)

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