肝蛭症

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肝蛭症

肝蛭症の概要

肝蛭の規制により、消化器系の異常をきたします。軟便や慢性胆管炎や肝硬変などの症状を呈します。

要因

肝蛭は吸虫の一種で、牛や羊などの反芻動物やヒトにも規制します。体長2~4cmの扁平な笹状をしています。

疫学

特定の水系で発生する場合があります。糞便とともに排出された虫卵は水中で孵化して、中間宿主への寄生を経て孵化からおよそ1ヶ月で水中をセルカリアとして浮遊するようになります。水中を浮遊から稲茎等への付着を経由して経口感染することがわかっています。

症状

多数寄生による急性腹膜炎や肝炎

成虫の寄生による肝硬変など。

肝蛭症の病変

急性の場合、病牛は元気消失、食欲不振や軟便ほか多様な消化器症状を示す。慢性の場合、体重の減少、被毛が粗剛、失沢する。食欲は減退し、下痢貧血などを認める。胆嚢炎、肝硬変など臓器特有の症状を示す。まれに子宮内での子宮内膜炎や気管支肺炎や脊髄寄生で起立不能を引き起こす。

肝蛭症の診断

糞便から肝蛭卵を検出する。様々な検査方法があるが、寄生の有無を定性的に検査する方法やEPGなどの定量的なデータを取得する方法がある。感染しても成熟して産卵するまで虫卵が排出されないことや糞便内の虫卵数は日内変動の影響を受ける。虫卵検査以外には抗体検査や皮内反応などの免疫学的診断法を用いる。好酸球数の増加やASTの検査所見が診断補助の指標となる。

肝蛭症の予防・治療

駆虫薬の経口投与が用いられる。同じ薬剤を長期使用すると効果減少する。重度寄生の症例では駆虫薬投与は慎重に実施する。予防方法としては、水田に還元する堆肥は完熟発行させて虫卵を死滅させる。また適切な駆虫薬やタイミングが感染源を抑制する上での予防的意義が大きい。

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