夏場の井戸水を安心してご利用いただくために

2021年8月2日
井戸水 の衛生

夏場の井戸水管理 はAHCで。

日本では生活用水として、地下水を年間30億m3以上も利用しています。AHCは、生活基盤を支える貴重な水資源を利用者が安心してお使いになれるよう一助を尽くしていきたいと考えております。身近な地下水といえば、井戸水ですね。

井戸水を使用する場合に気をつけたいのは、使用水の微生物汚染を防止することです。安全性を確保するため、定期的に水の濁りや異臭がないことを確認するとよいでしょう。

☆ 1 年に 1 回以上、水質を検査し、使用水として適切であることを確認すること。「飲用井戸等衛生対策要領」(昭和 62 年 1 月 29 日付け衛水第 12号厚生省生活衛生局長通知)に基づき、都道府県等が示している項目(大腸菌 及び 一般生菌 を含む。)を検査する。

もちろん、日常的にも試験紙や測定器を用いることができます。水栓が複数あれば、殺菌装置から最も遠い水栓から測定する水を採取する。

水道水に比べると井戸水の品質は環境の変化に影響を受けやすいといえます。特に 夏場の井戸水管理 は、

☆ 大雨、大地震の後には、井戸水(原水)の量、温度、濁り、臭い等を観察し、異常があれば、水質を確認しましょう。
☆ 検査の結果、大腸菌が検出された場合又は一般生菌数が 100 CFU/mL※以上検出された場合は、原水や貯水槽の周辺、配管、バルブ等が動物ふん等の汚物で汚れていないか確認する。汚れていれば、掃除するとともに、汚物が流れ込まないようにする。大腸菌が検出されず、一般生菌数も 100 CFU/mL 未満であることを確認できるまで、その水を検査する。
☆ 貯水槽を使用している場合は、定期的に掃除することが望ましい。

※ CFU/mL は、1 mL の水試料に何個の菌が含まれているかを示す単位。CFU は、colony forming unit(培地上で増殖できる菌の数)の頭文字を取ったもの。

 

湧水や地下水を飲用とする場合には、水質を定期的に調べるよう自治体から注意喚起がなされています。定期的に調べることで安全な水を飲み、健康を維持しましょう。環境水は災害の時などには臨時の生活用水として頼る必要があるかもしれません。普段から安心して飲めるよう備えてきたいですね。なにかのときには、株式会社AHCの水質検査のご利用をご検討下さい。

 

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